俺の頭がこんなにおかしいわけがない
ブラジルのみなさん聞こえますか?こまちゃんです。
今回は抜く回ではありますがヌく回じゃないです。
この回までで計2回風俗へ行ったわけなんですが、いざ行ってみると色々思うところがありましたのでまずはそこから。
自分は早い方だと思ってました(実際そうなんだと思う)けど人の手を借りるとなかなか上手いことイかないんですよねこれが、そりゃそうですよね自分で処理する場合は緊張もないし射精すことだけに意識を集中すればいいわけですから。
でも他人にやってもらう場合しっかりと自分の意思と弱点を伝えないとお互いに疲れるだけですよね?
これまでは自分がイクのに必死で相手のことを考えてる余裕なんてなかった、独りよがりだったんです。これじゃ自分でしてるのと大差ないですよ、自分は楽しみたいし相手にも嫌な思いはしてほしくないじゃないですか
で、マシな客ってなんなのかと
・したいことされたいことを明確に伝える
変にビビったり遠慮してもお互いのためにならないので
ここまでは合ってたと思う、てかこれと拗らせてるのが問題だった。
しかし――
拗らせに拗らせた結果、思考は跳躍する。
下の毛を処理しよう!
はい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
説明します・・・・・・いえ、させてください・・・・・・・・・・・・・・・・・
口でするのって基本プレイみたいになってると思うんですが、これがあんまり興奮しないんですよ。申し訳なさが前面に出てしまって・・・
なぜなら僕は育ちがいいから
でも裏を返せば申し訳なさを排除できれば楽しめるのでは?じゃあその申し訳なさってどこから来てるの?
僕、体毛濃いんですよね。
それでいろいろ見てたら書いてあるじゃないですか「キモい」「汚い」「しんどい」という嬢の叫びが、考えたらそうですよね僕も見ててキモいですもん。
そもそも初対面の相手にジャングルクルーズさせるのって人道に反してると思うんです。
つまりゴリラから脱却すれば罪悪感が消える、気がする。と言うかそうでなければ俺は俺を許せない・・・
俺は汚客様でなくお客様でありたい。
検索履歴
ケツ毛 処理
アンダーゾーン 脱毛
アンダーヘア 処理...etc
相も変わらず検索ワードから知性を1ミリも感じない。
カミソリは危険、レーザーは高い上に長い目で見なければならない、脱毛クリームはすね毛と腕毛の際に僕の剛毛の前に敗北している。
そして辿り着いた先、それは・・・
ブラジリアンワックス(サロン)
ブラジル人の僕にピッタリですね、もはや僕のために存在すると言っても過言ではない(過言)
ざっくりと説明すると、時間経過で固まるジェルを塗って剥がします。ガムテなどと違って毛を根元から毛先まで包み込むことができるので均等に力が加わって痛みはそれほどでもないらしい・・・
恥ずかしさ・痛み、この2点さえ乗り越えることができれば即効性・価格共にちょうどいい、これでいきましょう。
―玉毛を抜く痛みをこの時の俺はまだ知らない―
決意が揺らがぬ内に予約を済ませます。初回は割引があり、VIOライン+尻で10kでした。
当日、ありえん行きたくなさに包まれましたが老体に鞭を打って向かいます。
店の性質上なのかやたらと奥まった場所にあり、案内表示も控えめで迷いましたがなんとかサロンへ到着し受付を済ませます。
軽いカウンセリングから始まります。肌の強さとか過去のムダ毛処理の経験についてとかいろいろ
意外にも恥ずかしさや緊張もなく(この頃にはメンタルのゾンビ化が始まっていたのかもしれない)、この時点ではずっと「施術中に勃ったらどうしよう・・・」と考えていました。
ちなみにスタッフの方は若い女性だった。
世間話を交えつつ流れるように施術が開始
生温かいワックスがデリケートゾーンを伝っていきます。
スタッフ「熱くないですか?」
僕「大丈夫ですー」
次の瞬間
「ベリッ」
(えっ!?!?ちょっとちょっとちょっと!はやくない???ワックスってそんなすぐ固まるのええ?てかいっっっっっっっっっっった!!!!誰だよそんなに痛くないとか記事書いたやつ、普通に痛ぇし変なとこで強がるのやめろよ今この瞬間見ず知らずの人間の強がりが俺を苦しめているよ!)
心の準備ができてなさすぎて取り乱したけど痛みは一瞬なので我慢できなくはない、そう自分に言い聞かせた。
スタッフ「お兄さん毛がしっかりしているし初めてなのでちょっと痛むかもしれませんね」
僕「ハイ(それ一番言っちゃダメなやつじゃない?)」
その後も慣れた手付きでベリベリ剥がしていくスタッフさん、そういうしきたりなのかわかりませんが右側から攻められていくので着実に蓄積ダメージが加わっていきます。できれば左右交互とかにしてほしかった。
何分持ったかはわかりませんが10ペリ目には恥ずかしいとか勃つとかそんなことは脳内から消え去っていた。はやく終わってくれ・・・
施術が進むにつれてワックスがぬるいから熱いに、許容範囲内の痛みは積み重ねで確実な痛みに変わっていく。
そして戦火は玉袋へ
玉袋が破けたかと思うほどの衝撃、熱い。そして痛い。
止まらない脂汗、減っていく口数、俺はどうして金を払って拷問を受けているのか、仲間の居場所やアジトの位置を喋って解放されるなら今すぐそうしたい、俺は前世で何をやらかしたのか、様々な後悔が思考を塗り潰していく、もうお嫁にいけない・・・・・・・
たまに剥がしきれずに途中で切れてしまった毛をピンセットで抜くんだけどこれが本当に痛い、竿と玉はマジで痛い、泣きそう。
お尻周りは痛みが弱かったので手に汗を握って耐え忍びます。
スタッフさんがいろいろと話題を振ってくれたのですが、痛みに耐えるのに必死で会話の内容を覚えていません。
途中で「お尻きれいですね」って言われたのに対して下半身にバーガーショップを経営する身として疑問を感じたのだけは覚えていますが、
どれだけの時間が経っただろうか、抜け殻になった僕にスタッフさんが声をかけます。
スタッフ「終わりましたよ、お疲れ様でした。」
僕「アリガトウゴザイマシタ」
心なしか声が遠い、全てを終えた俺にはもう何も残っていない、緊張も諭吉も恥もケツ毛も、
術後にも軽いカウンセリングをしました。アフターケアの方法や注意点、今後の施術の案内などを説明されます。
虚ろな目で聞き流しながらも次回の案内については「考えさせてください」、と強く断りました。
「ケツ毛ごと愛してくれる女性を探そう」強い決意を胸に俺はサロンをあとにした。
ヒリつく股間をかばいながら―――
後日談
次の日、痛みに耐えて力んでいたせいで全身筋肉痛でバッキバキになった。