拝啓 ブラジルのみなさん

ブラジル産チンパンジーの非日常

千年童貞-ピエロ-の奏でる不協和音-ディソナンス-

お久しぶりです、クソラノベ愛好家のこまちゃんです。

ネタがなさすぎて小説を書き始めたわけではないです。

今回は合コンに参加してきたからその話なんだけどまぁその・・・なんだ、盛り上がる場所は一つもないから読まなくていいよ。

 

テーマソングはこちら

youtu.be

ワンチャンス、信じていこう。

 

 

7月某日、テーブルの上の震えない知らせを待ち続けて(#now playing 嘘 / シド)たわけではないがLINEに1件の着信、

「合コンやるから来い」とのこと。

合唱コンクールでも合同コンパイルでもありません。

ことの発端はオクトーバーフェスト、陽の者に絡まれ、なし崩し的に連絡先を交換した。

酔ってたしどうしてそうなったのかはわからないけど合コンをセッティングしてやるわみたいなことを言われたのを覚えている。

本気だったのかよこっちは悪ふざけ10割だったんだが・・・

なんにせよ行動が速すぎる、しかも開催は次週。

断ってもよかったんだけどフットワークが天使のはねのランドセルより軽い俺は適当に感謝の言葉を返しつつ参加の旨を伝えていた。

何よりもブログのネタに飢えていたから。

 

しかし次の返信で俺は地獄に突き落とされる。

「店と女の子は任せて!だから男集めて」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやいやいやいやいやいやいやお前の目に俺がどう映ってるかは知らんがスライムに呼べるのはスライムなんだよわかるか????

僕は友達が少ないんだよ!

「こまちゃんはなかまをよんだ! しかしだれもあらわれなかった!」

 

ー完ー



とはいかないのがこの世の中、縋る思いで陰の者ネットワークに救援を飛ばす。

大学時代の連中(こいつらの腰はまーーーーーー重い、十中八九馬鹿にされて終わり)

結果:生い茂る草

死ね

腐れ縁の連中(土下座したら来てくれそうな奴ら、ひとり彼女ができたらか無理とかいういらん情報で命を刈り取ろうとして来たので後日祝いの正拳突きを見舞うことにする)

結果:保留

地元の連中(昔はフットワークが重かったが最近緩和されてきた印象、定期的に女に飢える傾向がある)

結果:ひとり確保

このひとりに半ば押し付ける形で残りのメンツも確保、なんとか頭数は揃えることができた。

 

しかし陰の者ネットワーク、決して陽の者とは交わることはないのだ、心配でならない。

 

それでは今回の被害者をご紹介

僕:今回の被害者であり加害者。突き抜けきれないバカ。

友:こいつがいなかったら人集め難航してた。女に飢えてるのは確か。

A:友の会社の同期、勝手に陰キャ扱いしてごめんなさい。

B:中学の同級生、どうやら俺に関する記憶を何者かによって消されたらしい。素直に傷ついた。



決戦当日

最初こそ動揺はしたが、幹事が場所も○○予定〜♪とか時間ずらしてもいい?とか楽しみだね(*'▽'*)とかまーしょ〜〜もないLINEばっか寄越すもんだからこの頃にはもう飽きてた、そもそも2日前に何も決まってなかったのやばいでしょ。幹事やるの初めてか?

男性陣の質問にロクに答えられず連絡網回す度に申し訳なさを感じていた俺の身にもなって欲しい。

そんなモチベだったもんだから準備もなんもしなかった。俺にはこの”拳”があればいい

とにかくこの記事がポシャることだけが心配だ、なんか面白いこと起きろ(懇願)

 

朝っぱらから幹事にLINEで楽しみだね!とか言われて相手との温度差、夏の暑さと冷え切った心の温度差で頭痛がした。

それとこの時に気づいたのだが、幹事からのLINEのスタンプや顔文字、どうもバリエーションに乏しく無理してる感がある。「♪」と「(*'▽'*)」がお好きなようだ

一度使った技は俺には効かないんだ、すまんな。

〜定時後〜

集合時刻まで余裕があるが、流石にこっち側もはじめましては避けたいので顔合わせをすることになっているので最寄り駅へ向かう。

 

移動しながら情報を整理する。

店の場所、OK

集合時間、OK

集合場所、OK

金額、ERROR

相手の情報、ERROR

味方の情報、CORRUPT

 

なにこの情報量の少なさ、相手の容姿についてはこっちが事故を起こしている自覚があるから完全に諦めているんだけど・・・

相席屋の方がマシに思えて来た。行ったことないけど

 

この時の俺を突き動かす原動力はただ一つ、巻き込んでしまった男性陣に謝罪をすることだった。

 

集合場所に着く前に男性陣に挨拶、まずは地獄へ同行してくれたことに感謝の言葉を述べ、軽く自己紹介を済ませる。そして謝罪。

集合場所へ向かい、幹事を探す。僕は人の顔を覚えるのがとても苦手なんだけど、幹事が自分の写真をアイコンにしてくれていたおかげでなんとか合流することができた。

(今まで自分の顔写真をアイコンにしている人間を避けてきたがなるほどそういうメリットもあるのか、認識を改めよう。)

 

幹事から出会い頭に女性が2人欠席することを伝えられた、帰っていいか?

店への先導を頼もうとしたところ幹事も店の場所がわからないようで、駅の反対側に出ようとしたので阻止、店の共有を受けた時点で場所とルートは確認していたのでやんわりと誘導、どころか俺が先導してた。

お前やっぱり幹事初めてだろ。

 

それではみなさんお待ちかね、対戦相手のご紹介

(2人減ったあと1人増えたので最終的に3人)

ドラクエ的に紹介すると

うごくせきぞう

うごくせきぞう

リップス

「まもののむれが あらわれた!」

 たたかう

→にげる

 じゅもん

 どうぐ

「こまちゃんは にげだした!

しかし げんじつからはにげられない!」

 

こんな感じ、人生はクソゲー

真面目な話、全員個性を母親の腹に置いてきたような人間しかいなかった。

僕みたいな事故自己紹介で趣味ゲームと映画鑑賞とか言い出すクソカスと話すことなんざねぇってのもわかるから言いたくないだけだったのかもしれんが、とにかく始終意思疎通をしようという気持ちが1ミリも感じられなかった。

辛うじてリップス(仮称)は頑張っていたのでありがたかった。

幹事も頑張ってはいたが根が陰の者なのに加えて女性陣、もといまもののむれが消極的だったこともあり完全にから回っていた。

この時に今日巻き込んだ3人には1杯奢る義務があるな、と覚悟した。

 

ここでまさかの活躍を見せたのがBくんだった、中学時代からは想像もつかないほど場を回してくれた。

彼には僕に関しての記憶がなく、返す借りも義理もなにもないというのに。

無力な僕は敵キャラに助けられた主人公みたいな顔で彼を見守ることしかできなかった。

ただ、彼がどんなに頑張ってもまもののむれは一切の興味を持たずキャッチボールをする気もない、僕の目には彼の姿がとても哀しく映った。

 

何分耐えたろうか、店内には僕ら以外の客がいなくなり、店員も店じまいを始めている。

店員からの鬱陶しそうな視線に負けて幹事が試合終了を告げる。

今日女の子の容姿より気になっていた料金がこの段階に来て初めて開示される。

男5k女3k、全額負担だと思っていたのでそこはちょっと嬉しかったが飯も普通で量もそんなになかったあたり幹事の腕の無さが出てしまっていた。

 

うだうだ歩きつつ駅で解散、貴様らには二度と会うまいと心の中で決心しつつ男性陣は飲み直すことに

移動中の話題は今日がクソだったこと、俺が奢るべきだということ、この2点しか覚えていない。なぜならこの時の俺はブログがどう頑張っても面白くならないことに焦っていたからだ。

One-Chance!!は端から期待していなかったが面白いことくらい起きると思ってた。

甘かった、あそこはそんな生易しい場所じゃない。

一般女性は興味のない人間にはどこまでも非情なのだ、これを僕はわかっていなかった。

なぜなら金銭の授受が発生するような場でしか女性とロクに話さないから!!!

童貞の呪いとはこれほどまでに強力なものだったのか、僕は改めて自分の罪の重さを実感した。

 

2軒目では親睦を深めて楽しく飲んで朝まで時間を潰し、全額とはいかなかったがお金を出して誠意を示した。

これで許してもらえるといいのだが・・・

 

帰宅した後、僕は初めて仕事を当日欠勤した。

酒やけと眠気を抱えつつ電話をしたからか、状況を告げる前に察してくれたのでスムーズに休むことができたのは今後にも生かしていこうと思う。

 

 

後日談、というか今回のオチ

(一度使ってみたかったんだよねこのフレーズ)

あまりにも合コンがつまらなかったんで風俗行って記事を更新したかったんだけどこのあと初めてパチンコ・パチスロを打って見事に貯金してきたから仕方なくこうして書いたんだよね。

今度は風俗で記事書きたいな・・・それじゃ、また。